ルーメンとカンデラは、どちらも明るさを表している。
・ルーメンは、バルブ本体の光の強さ。
・カンデラは、車両装着後の照射した明るさ。
カンデラ値は、ヘッドライトやリフレクターの劣化状況などの影響を大きく受けるため、同じバルブを同じ車種につけても結果は全く異なる。
車に装着しないと測定できないカンデラ値では商品の性能を示すことが難しいので、
ライトメーカーは明るさの基準としてルーメンを採用している。
ケルビン数
光の色温度を表す数値
ヘッドライトは、車の製造時期によって、車検対応の色味が異なる。
フォグランプの車検時の保安基準では色味は「白色または淡黄色」である事。
2色切り替えフォグランプ(ホワイト↔イエロー)は、基本的に車検に通る。
左右で色が異なっている場合は落ちる。
ルーメン数(LEDライトの場合)
「バルブが全方向に出している光の総量」を表す単位で、バルブ本体が持っている明るさの事。
ルーメン数が高い=明るい ←これは間違い
車両に装着した時は、バルブから出た光の全てが、照らすべき所を照らす訳ではない。
配光が悪く、光が散ってしまうと明るくない。
ルーメン数の測り方
ルーメン数の表記方法は、法律で決まっていない。
販売業者によってルーメン値の表記方法は異なる。
ルーメン数は「積分球」という専門の機械がないと測れない。←これを実測値という。
カタログ値は、実測値ではなく、『理論上でのルーメン値』を表記している場合が多い。
理論上でのルーメン値=LEDチップの性能の最大値×チップの枚数
ルーメン数は、製品化後の電流値や本体温度などの影響を受けて変化するため、
実測ルーメン値はカタログ値もよりも低くなる。
実際には計測せず、理論上の数値を掲載している業者が多数存在する。
ルーメン数の計測タイミング
測るタイミングによって、数値が大きく変わる。
LEDライトは点灯直後が最も明るく、明るさが徐々に減少し、安定するまでに数分かかる。
放熱性能が低い商品だと、熱ダレを起こしてしまい、点灯後、時間が経つと30%ぐらい暗くなる場合もある。
実測値を使っているメーカーでも、2パターンに分かれます。
①点灯直後の一番明るいルーメン数を採用
②明るさが安定してからのルーメン数を採用
点灯直後の一番高い数値を採用しているメーカーが多い
放熱性
LEDチップの放熱方法は、「ファンレス」か「ファン付き」に分かれる。
引用
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