バッテリー電解液(希硫酸)の比重を測定するフロート型の比重計
バッテリーが充電されるとバッテリー液の比重は大きくなり、放電すると小さくなる。
液体の比重とは、「水と比較したときの密度の比」
簡単に言うと、同じ体積で「液体の重さが水の何倍か」を示す
比重1.0、水の重さは1リットル当たり1kg
灯油の比重0.78~0.80。
20ℓのポリタンクに水を入れると20kg。灯油なら16kg。
バッテリー電解液(希硫酸)の場合
満充電で良好な状態のバッテリー液の比重は1.280
放電率0%で1.280(満充電時の濃度は30~40%、)
放電率100%で1.120(放電時の濃度は15~20%)
バッテリー比重計は、大きく分けてアナログタイプとデジタルタイプに分かれます。
アナログタイプ
スポイトでバッテリー液を吸い上げて、目盛りで測るシンプルなタイプ。
電池不要
使い方
①スポイト部分のゴムをゆっくり押して、吸い上げる。
②液を吸い上げたときにフロート部分に気泡が付着している場合は、差し込んだ状態で軽く振って気泡を取る。
※気泡が付着していると正確な測定ができない
※外部で振ると希硫酸が飛散して大変危険
③液面と目線を水平にして目盛を読む
残りのバッテリーキャップも外し、すべて測定してばらつきがないか確認する
デジタルタイプ
バッテリー液を所定の位置に垂らし、出た数値を確認。
クーラントの凍結温度も測定可能
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